kyonyの探訪記

茨城を中心に、交通や街並の風景をお届けします。だいたい毎週日曜更新、予定。

水戸駅

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銀杏坂交差点から水戸駅北口駅舎を望む

水戸駅は、茨城県の県庁所在地である水戸市の玄関口です。一日の利用者数は県内で最も多い約6万人で、県内の東京通勤圏の都市の駅である取手・守谷より多い人数を誇っています。

県内各地から列車がやってくる駅であり、県内を縦断する常磐線、県西の諸都市を経由する水戸線、県北内陸を通る水郡線、鹿行地域を縦断する第三セクター線である大洗鹿島線の、四路線が交わります。

県都の玄関口である水戸駅は、もっとも県内で賑わいのある駅です。駅の南北それぞれにエクセルみなみ、エクセルという駅ビルが立地、駅の南北通路にはプラムストリートと呼ばれるテナント街があり、ショッピングエリアが形成されています。

かつて水戸機関区の留置線が広がっていた駅南側は、2000年代になって再開発された新しい街並みであり、ホテルやシネコンが建ち、2008年に開業した駅隣接のサウスタワーはOPAが核テナントとなっています。震災直後の2011年5月には「エクセルみなみ」が開業し、大型開発が一旦終了しています。

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旧日立駅中央口(2010年ころ)

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日立駅中央口

茨城県北部に位置する日立駅2011年より供用された現在の駅舎は、海が見えるガラス張りのモダンな駅舎で、その美しさから、ちょっとした名所となっています。

その駅舎に建て替えられる直前の、2010年頃の日立駅中央口駅舎と、駅の構内の風景を懐かしみます。先代駅舎は地上駅の形態であり、中央口と海岸口の駅舎は別の建物となっていました。

※ 残念ながら海岸口駅舎を収録した画像が残っていません。。。

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高山駅(2012年ころ)

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2012年の高山駅

岐阜県飛騨地方の中心都市・高山市の玄関口です。高山市飛騨高山藩の城下町で、いわゆる小京都と呼ばれるような昔ながらの街並みを遺す観光都市であり、多くの観光客がこの駅を利用します。

中部地方の中心都市である名古屋からは、特急「ひだ」号で約2時間半で到達できます。この特急「ひだ」号は、半数程度がこの高山駅まで、もう半数は更に飛騨古川・富山まで運転されます。また、大阪~高山間で運転される列車も1日1往復運転されています。

高山駅には濃飛バスセンターが併設されています。このバスセンターからは、観光地である高山市街へ向かうバスのほか、温泉地の平湯、登山の穂高上高地、合掌造り集落の白川郷、などといった、飛騨地方の各観光地へと至るバスが発着しています。

高山市街の西端に位置しており、観光名所である宮川朝市へは、東へ徒歩10分ほどで到達できます。

取材時(2012年)は、1934年の開業以来、約80年使用されてきた初代駅舎での営業で、地上駅の形態でした。2016年に新駅舎に改築され、現在では橋上駅舎となっています。

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コルマール駅

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駅舎遠景

コルマール(Colmar)は、フランス北東部・オー=ラン県の県庁所在地で、人口6.7万の都市です。このあたりはアルザス地方と呼ばれ、ドイツとの国境に面しています。

コルマール駅は、コルマール市街に最寄りの駅となっており、中心部までは徒歩20分ほど。パリからアルザスへ至るTGVは、手前のストラスブールまでの列車が大半ですが、一部はコルマールへ至る列車もあり、その直通列車ではパリから最速2.5時間程度で到着できます。

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古川駅

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古川駅前

宮城県北部の都市・大崎市の駅です。平成の大合併前は、駅周辺が古川市という自治体であり、古川駅前には旧・古川市中心市街が広がっています。この古川の市街地は、合併して成立した大崎市においても中心市街地となっています。

古川駅は東北新幹線陸羽東線が接続しており、線路が十字に交差するような形となっています。古川駅に東北本線は乗り入れておらず、陸羽東線小牛田駅まで行く必要があります。陸羽東線では、古川駅~小牛田駅間の区間列車も運行されています。

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岩手県北上市 北上市街

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大通り

北上市は、岩手県内陸南部に位置する都市です。人口は約9.2万(2020年)で、花巻市に次ぐ5番目の規模となります。一方、北上都市圏は約19万人で、これは県都の盛岡に次ぐ規模となっています。

東北新幹線北上駅、秋田道が分岐する北上JCTが市内にあって、交通の結束点としてその地の利を生かした工業都市として発展してきています。

北上市の市街地は、北上駅西側に広がっています。駅周辺や本通りに商店が、その間の青柳町には歓楽街も形成されています。

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新潟駅(2012年ころ)

4代目-新潟駅駅舎

2020年10月8日、新潟駅万代口駅舎の営業が終了し、11月より旧駅舎の解体撤去工事が本格的に始まります。

今回建て替えられる新潟駅万代口の4代目駅舎は、国鉄解体後35年近く経った令和の時代においてなお国鉄民衆駅の雰囲気を色濃く遺しており、約60年に渡って日本海側最大の都市・新潟市の玄関口として多くの旅客を迎え、送り出してきました。

この記事では、2012年ころに撮影した新潟駅の雰囲気を紹介しています。すでに駅構内の一部では改装工事が始まっていましたが、まだまだ昭和の雰囲気が強く漂う駅構内でした。

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