kyonyの探訪記

茨城を中心に、交通や街並の風景をお届けします。だいたい毎週日曜更新、予定。

上毛高原駅

緑豊かな上毛高原駅周辺
上毛高原駅は、群馬県利根郡みなかみ町月夜野に立地する、上越新幹線の駅です。高崎の次に位置し、上越国境の手前に位置する駅です。他の鉄道線とは接続をしていない、新幹線単独の駅となっています。

駅付近に都市は存在せず、群馬県北部の中心都市である沼田からは車で約20分程度。駅が所在する みなかみ町 は温泉地を擁し、また谷川岳尾瀬の最寄り駅であることから、観光色が強い駅となっています。

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新潟県佐渡市 両津市街

『おけさの島 佐渡両津港

佐渡市は、新潟県の離島・佐渡島を市域とする、人口約5万の市です。両津市街は佐渡市の東にあって、県都新潟市とを結ぶ佐渡航路が発着する両津港が置かれている、交通の拠点となっています。

2004年に大合併が施行される前は、両津市という自治体で、佐渡島唯一の市でした。両津とは、夷(えびす)と湊、ふたつの港町が合わさっていることから名付けられており、現在も各々、両津夷・両津湊という大字として残っています。

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仙台駅

早朝の仙台駅西口

東北地方最大の都市=仙台市の玄関口である仙台駅。
幹線である東北新幹線東北本線、観光地=松島へと至る仙石線、山形とを結ぶ仙山線仙台空港と連絡する仙台空港アクセス線、そして仙台市営地下鉄線が交わる、東北で最も大きな駅です。

JR仙台駅駅舎は、地上4階、地下2階の構造です。駅ビルは「S-PAL(エスパル)」が入居します。

駅舎は中心市街地に面し、駅東側とは1978年に設けられた東西自由通路によって東西の往来を捌いていました。2013年より一帯の再開発が着工、2016年には東西自由通路の拡幅工事が完了しました。
東西自由通路は駅舎南側に位置し、再開発後には「杜の陽だまりガレリア」という愛称がつけられています。

仙台市街は当駅を東端に西へと広がっており、青葉通や広瀬通といった市街の目抜き通りは仙台駅前から延びています。仙台駅周辺は商業施設が密集しており、特に目を引く西口北側に立地する複合ビル「AER(アエル)」は145mの高さを誇ります。
駅と西口駅前の各商業施設や街路とは、巨大なペデストリアンデッキと地下通路で結ばれており、地上部はタクシー/バスプールや幅員の広い道路が広がっています。

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群馬県高崎市 高崎市街

高崎城の石垣と高崎市役所

群馬県高崎市は、群馬県中部にある人口約37万の都市です。

市の玄関口・高崎駅は、上越北陸新幹線が乗り入れ、また、県内各地の在来線が集まります。このため、県都の前橋を押さえ、商業地価が最も高いのは高崎駅の西口駅前となっています。

県下で最も集積した商業地である高崎市街は、高崎駅周辺と、街道筋の旧中山道の通りを中心に発展しています。市街の電線地中化が進んでおり、スッキリとした街並みが特徴的です。

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郡山駅(福島県)

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郡山駅とビッグアイ

郡山駅は、福島県郡山市の代表駅です。郡山市は仙台に次ぐ、東北地方第2の経済規模を誇ります。

東北新幹線が停車するほか、東北の大幹線である東北本線福島県を横断する磐越東線磐越西線が交わります。また、茨城県水戸と郡山の隣駅である安積永盛とを結ぶ水郡線のすべての列車は郡山まで乗り入れ、5方面の列車が発着する規模が大きな駅となっています。

2020年度の乗車人員は11,438人を数え、県都福島駅よりも多く、福島県下で首位となっています。*1

駅舎は市街地に向いた線路西側に設けられて、地上駅の構造です。郡山駅の敷地は広く、駅東側には留置線が広がっており、それを跨ぐ長い東西自由通路が設けられています。東口は東西自由通路の出入口だけで改札設備などはなく、駅前には工業団地が広がっています。

*1:https://www.jreast.co.jp/passenger/2020_02.html, 各駅の乗車人員 2020年度 ベスト100以外(1):JR東日本, 2021年8月13日閲覧

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大曲駅

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大曲駅西口

大曲駅は、秋田県南東部に位置する大仙市の中心駅です。大仙市は2005年に、旧大曲市と仙北郡の町村が合併して成立した自治体です。

秋田新幹線「こまち」号のすべての列車が当駅に停車し、秋田県南東部における広域的な鉄道交通の拠点となっています。在来線は奥羽本線と、田沢湖線が乗り入れます。

秋田新幹線は当駅でスイッチバックを行い、当駅より進行方向が変わります。

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酒田駅

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駅前交差点から見た酒田駅

酒田駅は、羽越本線の駅です。JR新潟支社の駅ですが、羽越本線の次の下りの駅との間に秋田支社との支社境界線があり、運行の拠点となっている駅でもあります。

西廻り海運の商港で栄えた酒田市の玄関口。特急列車を含むすべての列車が停車し、当駅で発着する特急いなほ号も設定されています。

羽越線のほか、余目が終点の陸羽西線の列車のほとんどは当駅まで乗り入れます。陸羽西線最上川に沿って走るローカル線で、最上地方の中心都市である新庄駅とを結んでいます。

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