酒田駅は、羽越本線の駅です。JR新潟支社の駅ですが、羽越本線の次の下りの駅との間に秋田支社との支社境界線があり、運行の拠点となっている駅でもあります。
西廻り海運の商港で栄えた酒田市の玄関口。特急列車を含むすべての列車が停車し、当駅で発着する特急いなほ号も設定されています。
羽越線のほか、余目が終点の陸羽西線の列車のほとんどは当駅まで乗り入れます。陸羽西線は最上川に沿って走るローカル線で、最上地方の中心都市である新庄駅とを結んでいます。
利用できる路線
駅前
▲酒田駅。2階建ての立派な駅舎です。
▲駅前のロータリー。駅正面向かって右手がタクシープール、左手には一般車の有料駐車場が設けられています。
▲酒田駅前の交差点。
▲駅前から市街中心部へと至る通り。2013年に駅前通りにかかっていた歩道のアーケードが老朽化のため撤去、すっきりとした街並みになりました。市街中心部の中町までは徒歩20分ほど。
▲駅前交差点から北へと延びる道路。ホテルが立地しています。
▲酒田駅前の再開発ビル「光の湊」は2020年11月にオープン。図書館やホテル、商業施設、マンションが入居する複合施設です。97年にジャスコが閉店して以来長らく空き地でした。
改札前
▲駅内。駅舎の大きさに対して改札前のスペースは割とこぢんまりとしています。
▲2019年3月まではびゅうプラザがありました。現在では待合室として利用されています。
▲改札脇にKIOSK、その奥に清川屋というお菓子屋さんが入居しています。
▲きっぷうりばの横にはコインロッカーがあります。
▲最上地方の中心都市・新庄まで990円。県都山形へは新庄経由で2,310円です。近距離きっぷは2台、指定席券売機は1台設置されています。
▲自動改札が設置されています。
▲みどりの窓口は改札横にあります。2021年8月現在は7時~18時30分の営業です。
改札内
▲改札口付近の風景。酒田駅には珍しい0番線があります。
▲ジョイフルトレイン「海里」の停車駅であることを示す駅名標と駅の案内です。海里は新潟~酒田間を運行します、一部は秋田まで延長運転を行います。
▲E653系の顔出し看板。羽越線特急いなほ号は常磐線から転属されたE653系で運行されています。
▲市街地の観光案内。廻船寄港地として栄えた酒田の最も有名な観光地は、「山居倉庫」。港近くの川沿いに設けられた米の倉庫で、庄内地方で穫れた米はここで保管され、それらが廻船によって運ばれていきました。駅からはバスで10分です。
▲酒田機関区の模型と9600形機関車の車輪が展示されていました。SL9600形は国産の標準型機関車の第一号として製造されています。この9632号機は1972年にこの酒田の地で廃車となりました。
▲米を積んだ廻船の模型が展示されています。とにかく酒田駅は展示品が多いです。
▲酒田駅1番線は広々としています。その理由はかつて線路があったところを潰しているためです。
▲北側にある切り欠き形のホーム、現在では使用されていません。社員詰め所としての機能は持っているようです。
▲基本的に普通列車は当駅発着。南側の切り欠きホームは0番線となります。
▲0番線は主に、陸羽西線へと直数する列車が発着します。この列車は陸羽西線一番列車の新庄行き。気動車です。
▲陸羽西線の本数はこんな感じ。片手で数えられてしまいます。ほとんどが酒田発着ですが、一部余目始発の便もあります。
▲1番線に停車している普通列車秋田行き。701系は東北の主力電車。
▲跨線橋は1箇所。「左側通行」の看板が味わい深いです。
▲跨線橋はエレベータ設備完備です。
▲橋上からの風景。酒田運輸区が併設されており、広大な留置線を有しています。
▲2・3番線ホーム。赤いタイルが新潟支社感を醸し出しています。
▲酒田駅の一番列車は、いなほ2号新潟行き。E653系電車です。この電車で新潟へ行くと、新潟乗り換えで東京に10時04分に到着することができます。
▲駅名標。本楯駅の手前で、JR秋田支社と新潟支社の境界線があります。
訪問時期:2021年8月