kyonyの探訪記

茨城を中心に、交通や街並の風景をお届けします。だいたい毎週日曜更新、予定。

群馬県高崎市 高崎市街

高崎城の石垣と高崎市役所

群馬県高崎市は、群馬県中部にある人口約37万の都市です。

市の玄関口・高崎駅は、上越北陸新幹線が乗り入れ、また、県内各地の在来線が集まります。このため、県都の前橋を押さえ、商業地価が最も高いのは高崎駅の西口駅前となっています。

県下で最も集積した商業地である高崎市街は、高崎駅周辺と、街道筋の旧中山道の通りを中心に発展しています。市街の電線地中化が進んでおり、スッキリとした街並みが特徴的です。

高崎駅西口周辺


高崎駅は、上越北陸新幹線が停車するほか、JR在来線6路線、私鉄1路線が乗り入れる、群馬県で最も利用客が多いターミナル駅です。駅ビルはモントレーが入居。JRグループが経営するホテルメトロポリタン高崎も併設されています。



高崎駅西口駅前にはペデストリアンデッキが設けられ、周辺には高層ビルが建ち並んでいます。1980年に改良された西口駅前広場は、整然とした街並みの印象です。


▲西口駅前から北へと抜ける通り。高崎駅ビルモントレー(右手)の向かいに、高崎ビブレ(左手)が立地していましたが、取材当時の2014年に建物の老朽化を理由に閉店。2017年に同地に高崎オーパが開店しています。


高崎駅前の通り。綺麗な街並みですね。


▲駅前の通り(シンフォニーロード)と美術館通りとの交差点。角にはLaMerce(ラ・メルセ)という市街地再開発ビルが立地しています。オフィスや商業テナント、ホテルが複合しているビルです。

▲高崎タカシマヤは、ビブレの北側に立地しています。


▲タカシマヤの向かいにはタワレコが入旭町ビルが建っています。このタワレコは現在オーパに移って、今はアニメイトらしんばんメロンブックスが入居する、高崎のヲタビルになっています。


▲シンフォニーロードと美術館通りとの交差点より北へと延びる道路。特に愛称は無いようです。商業ビルとオフィスビルが渾然一体の街並みです。


▲シンフォニーロードの風景。シンフォニーロードは、高崎駅西口から市役所へと延びる目抜き通りです。



▲茶色のレンガタイルで整備されたレンガ通り。「北関東一のファッションストリート*1」らしいです。

中山道周辺




▲あら町交差点は、シンフォニーロードと旧中山道との交差点。


▲高くそびえるのが高崎市役所。かなり立派な建物で、地上21階建て、102.5メートルの高さを誇ります。



▲旧中山道の風景。県道25号に指定されています。1966年に高崎バイパスが完成するまではこの道路が国道17号線でした*2

▲一部にはアーケードがかかっています。かつてはアーケードがかかった商店街だったようですが、ほとんどが取り払われて、スッキリとした印象の往来となっています。




連雀町交差点はスクランブル交差点になっています。


▲かつては重要な交差点だったようで、交差点の南東に道路元標が置かれていました。


連雀町交差点を西へ折れると、地場の百貨店であるスズラン百貨店の別館であるスポーツファッション館が立地していました(2018年1月に閉店)。この建物は、田原屋・キンカ堂を経て、98年にスズランの別館として営業を開始しました。*3



▲スズラン百貨店の周辺だからなのか、商業テナントが多めです。


▲こちらはスズラン百貨店の本館。先ほどの別館からは150mほど離れていて、直接つながっているわけではありませんでした。



▲スズランの通りから北へと至る路地は「さやモール」という商店街。


▲さやモールを北に進んでいくと、中央銀座のアーケードが見えてきます。




▲中央銀座の入口前を通るさくら橋通り。



▲中央銀座は全蓋式のアーケード商店街。取材当日は、お休みしているお店が多かったみたいです。



▲田町交差点もスクランブル交差点になっています

取材時期:2013年5月

*1:https://takasaki.keizai.biz/headline/1572/、「高崎レンガ通り「フリマ」、1週間順延開催へ-今週は晴れ予報」高崎前橋経済新聞、2022年8月21日閲覧

*2:http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2013120901322/、「第75回高前バイパスの完成」高崎市、2022年8月21日閲覧

*3:https://toshoken.com/news/11921、「スズラン高崎店スポーツファッション館、2018年1月28日閉館-本館に統合」都商研ニュース、2022年8月21日閲覧