kyonyの探訪記

茨城を中心に、交通や街並の風景をお届けします。だいたい毎週日曜更新、予定。

鹿島神宮(鹿嶋市)

f:id:kyony1024h:20210307131938j:plain
祭神・武甕槌大神

茨城県の南東部・鹿行地方の中心都市=鹿嶋市に鎮座する「鹿島神宮」は、全国の鹿島神社の総本山。武道の神様である「武甕槌大神」を祭神とする神社です。

常陸国の一宮であり、初詣は例年70万人と、県内でもっとも多い参詣者数を誇ります。

森に囲まれた境内は広く、東京ドーム15個分の広さがあります。

f:id:kyony1024h:20210307131824j:plain
鹿島神宮門前町。街路が石畳で整備されており、商店が建ち並んでいます。

f:id:kyony1024h:20210307131829j:plain
▲大鳥居です。この森の中が境内になっています。大鳥居は2011年の東日本大震災より倒壊してしまった御影石の鳥居に替わって、境内の杉の巨木を用いたもので再建されました。

f:id:kyony1024h:20210307131834j:plain
鹿島神宮は、東京方面と高速バスで結ばれています。

f:id:kyony1024h:20210307131839j:plain ▲楼門が見えてきました。日本三大楼門のひとつなんですって。1634年に、水戸徳川初代藩主・頼房によって奉納された物だとか。

f:id:kyony1024h:20210307131845j:plain
▲手水舎。こういった設備は、コロナ禍の今ならでは。

f:id:kyony1024h:20210307132053j:plain
▲本殿周辺の境内。左に社務所があって、お札お守りを授与しています。

f:id:kyony1024h:20210307132041j:plain
f:id:kyony1024h:20210307132047j:plain
▲謎の人形が立てられていますが、「大助人形(おおすけにんぎょう)」といい、疫病や厄災が侵入するのを防ぎ退散させる、という伝承を持っている人形、とのこと。このコロナ禍が一日も早く終息することを願って掲出されています。

f:id:kyony1024h:20210307132030j:plain
f:id:kyony1024h:20210307132036j:plain
▲社殿。奥の杉の巨木がご神木になります。1619年に徳川2代将軍・秀忠が寄進した物で、重文に指定されています。

f:id:kyony1024h:20210307131850j:plain
▲仮殿。本殿と同時期に建てられています。2021年2月11日からは、御神体が奥宮からこの仮殿へと移され、奥宮は2年間の改修工事が行われています。

f:id:kyony1024h:20210307131856j:plain
▲奥宮へと至る入口。

f:id:kyony1024h:20210307131901j:plain
▲木立に囲まれた奥参道は、さながら京都下鴨・糺の森の雰囲気。リラックスできます。

f:id:kyony1024h:20210307131908j:plain
f:id:kyony1024h:20210307131914j:plain
▲左手に鹿園があります。鹿は神の使いとして丁重に扱われています。

f:id:kyony1024h:20210307131919j:plain
▲鹿園の近くには売店があり、エサを購入して園内の鹿に餌やりをすることができます。

f:id:kyony1024h:20210307132018j:plain
f:id:kyony1024h:20210307132023j:plain
▲さざれ石。小さな石が長い年月を掛けて大きな岩の塊・巌となるのです。

f:id:kyony1024h:20210307131926j:plain
f:id:kyony1024h:20210307131933j:plain
▲奥宮。1605年に徳川家康が、関ヶ原の戦いの戦勝の御礼に寄進した建物。現在の社殿を建てるにあたり、現在の位置に移設され、奥宮とされています。2021年2月から2年間掛けて改修工事を行われています。

f:id:kyony1024h:20210307131944j:plain
f:id:kyony1024h:20210307131949j:plain
▲奥宮から更に奥へと進んでいくと、交差する道が現れます。大昔、国道51号がこの道でした。鹿島神宮の境内を通っていたんですね。雰囲気は昔と全く変わっていないでしょう。

f:id:kyony1024h:20210307131954j:plain
f:id:kyony1024h:20210307132000j:plain
▲更に奥へ進むと要石があります。どれ?と思いますが、ひょっこり地表に見えているくぼんでいる石が要石、なんだそうです。地中深くまで埋まっており、地震を起こす大鯰の頭を抑えている、という言い伝えがあります。

f:id:kyony1024h:20210307132006j:plain
▲要石とは違う方向に向かう階段を降りると、御手洗(みたらし)があります。名水が湧き出ており、水を汲んでいく人も多いです。大昔はここが参拝の起点であり、この池で身を清めてから参拝する、という流れだったようです。

f:id:kyony1024h:20210310221259j:plain
▲御手洗の脇にはお休み処があります。

f:id:kyony1024h:20210307132012j:plain
▲御手洗側にも入口があり、無料駐車場が設けられています。

鹿島神宮
[祈祷受付・授与所の対応時間] 8:30~16:30
[駐車場]大鳥居脇の第1駐車場は有料、第2駐車場と御手洗駐車場は無料
[鉄道アクセス]鹿島神宮駅徒歩10分程度

取材日:2021年2月