燕三条駅は、上越新幹線と弥彦線の駅です。北陸自動車道三条燕ICも近傍に立地しており、駅周辺は県央地域の広域交通の拠点となっています。
燕三条駅はその名の通り、燕市と三条市にまたがって設置されています。駅を設置する際、名称をどちらの自治体名を先にするかで議論になったようですが、駅名を燕三条とし、駅所在地を三条市とした、というエピソードがあるようです。
新幹線と弥彦線との乗り換え駅で、三条市街地・燕市街地へは弥彦線に乗り換えて向かいます。弥彦線の改札と新幹線改札は別の位置にあり、そのうえ弥彦線側の改札には駅員が配置されておらず、ワンマン列車の場合は無人駅と同じ扱いをされています。
利用できる路線
新幹線改札内
▲上越新幹線の主力・E4系。最大定員は1,600名を超える、その名の通りMaxです。上越新幹線は本数が少ないのですが、16両の2階建て新幹線でそれを補っている感じです。ちなみにMaxは "Multi Amanity Express"の略のよう。
▲広々としたホームが上越新幹線の特徴。ホーム柵は出入り口付近のみ。
▲新幹線駅名標。次は終点の新潟です。長岡は中越地方の拠点都市。
▲2F部分に降りると、広々とした空間が広がっています。
▲Maxとき16両編成は圧倒的。E2系・E7系のとき号も運転されています。その場合はMaxが外れ「とき」号となります。
▲改札前。在来線との乗り換え改札はなく、弥彦線へは一旦改札を出場する必要があります。
改札外2F部
▲上越新幹線改札前。入場2レーンです。改札前の空間は広々取られていますが1/3くらいしか使われていません。
▲みどりの窓口前にきっぷうりばが設置されています。弥彦線のきっぷもここで売っています。
▲運賃表。東京まで自由席で8,910円。
▲階段近傍に設置されている待合スペース。
▲改札横にはNewDaysがあります。改札内には売店がありませんのでここで買いましょう。
▲燕三条の工業品が展示されています。このあたりは金属加工や食器で有名です。
▲燕三条Wingという物産センターが駅内に設置されています。先ほどの展示されていた工業製品がここで実際に購入することができます。私はスプーンを購入してみました。
▲燕三条庵という駅そばもありました。
▲改札は2階部分にあり、出口は階段を降りて向かいます。
弥彦線ホーム
▲「日本一の大鳥居」と書かれていますが、矢作駅近傍に大きな鳥居があります。これはそれのミニチュア。この通路を行くと弥彦線の乗り場にたどり着きます。
▲弥彦線の改札です。改札というか、Suica読み取り機が設置されているだけ。新幹線駅なんですけどね。
▲発車標。高い位置に設置されていますが文字が小さいので見難い。
▲乗車駅証明書です。新幹線改札前に券売機が設置されていますが、乗車駅証明書を発行して下車駅で精算することもできます。
▲ワンマンカーの乗車口は右側の階段を降りていきます。
▲なんとホームは1面1線。1面2線だった形跡はあります。ワンマン運転時は運転手横のドアからしか降りられません。2両編成の場合は降りるのに時間がかかります。新幹線乗り換え駅ですが弥彦線のホームはローカル線色が強いです。ホームの有効長は6両まで対応していますが、基本は2両編成がやってきます。
▲ワンマンの乗降口は三条側にあります。ワンマン運転の場合は1両目からしか乗車できませんのでご注意。
▲弥彦線ホームの駅名標。当駅は新幹線が開通した際に設置された駅。東三条は北三条の次の駅。
改札外1F部
▲出口名称は燕口・三条口です。燕口が西側、三条口が東側になります。
▲1F部には広大な空間が広がっていますがお店とかはありません。
▲旧下田村の観光案内が掲示されていました。守門岳の麓にある五十嵐川沿いにある村で、八木ヶ鼻という景勝地があります。
▲駅レンタカーの営業所がありました。
燕口
▲新幹線駅はシルエットが巨大ですね。立派です。でも弥彦線のホームは1面1線、このシルエットからは想像もつきませんよね。
▲改札から出た風景。タクシーが待機してくれています。
▲燕側広場遠景。駐車場は有料です、1時間無料。融雪で赤茶けたアスファルトがなんとも新潟らしい。
▲駅前の道路は4車線と立派です。駅の英訳がSTN.です。
▲駅周辺は新幹線開業とともに開発されました。駅のすぐ近く郊外型の広い駐車場を持つ店舗が立地しています。
▲燕口側にはスワロー号というバスの乗り場があります。燕市街・吉田・分水方面へと至る循環バスです。
三条口
▲三条口駅前には越後交通・新潟交通のバス停があります。池袋への高速バスもこちらから乗車することができるようです。
▲三条警察の交番は三条口側に設置されています。
▲三条口側駅舎。当然ですが燕側と同じデザインです。
▲三条口側はホテルが立地しています。奥に進むと国道8号線に出ます。
取材時期:2020年6月