栃木県の県庁所在地＝宇都宮市は、北関東でもっとも多い人口50万を抱える都市です。宇都宮の中心市街は、二荒山神社の門前町として起こり、江戸時代は日光街道と奥州街道の追分の場所にある宿場町として発展しました。
二荒山神社の門前通りである「バンバ通り」、目抜き通りの「大通り」、「オリオン通り」と呼ばれるアーケード商店街を中心に商店街が形成されています。オリオン通りの西側の終端には、市街地唯一の百貨店である・東武百貨店宇都宮店と東武宇都宮駅が立地しています。
この二荒山神社を中心とした中心市街は、JR宇都宮駅周辺から約1kmほど離れており、「大通り」がこの間を結んでいます。
大通りと中央通りとの交差点が本町交差点で、そこから中央通りを北に向かうと栃木県庁が立地しています。その近傍には泉町があり、こちらに夜の歓楽街が広がっています。
大通り周辺
▲JR宇都宮駅から大通りを進んできますと、PARCOに出迎えられ、中心市街地へと入っていきます。なお、2019年5月末にPARCOは閉店してしまいました。
▲馬場通り一丁目交差点。大通りとバンバ通りの交差点。町丁名は馬場通り、通りの名前はバンバ通り。角にはMEGAドンキホーテが立地。この建物はかつてのラパーク長崎屋、さらに昔は西武百貨店でした。
▲鳥居の脇には「うつのみや表参道スクエア」という複合ビルが建っています。もともとは地場の百貨店・上野百貨店が立地していましたが2000年に破綻、その跡地に建てられています。
▲二荒山神社の鳥居。栃木県産の樹齢400年のケヤキが用いられ、周辺の再開発に併せて2008年に建て替えられました。
▲馬場通り一丁目交差点を二荒山神社の境内より俯瞰。鳥居の前の広場はイベント会場としても活用されています。
▲二荒山神社の境内。祭神は豊城入彦命で、毛野国の開祖とされています。
▲馬場町バス停付近。オフィスビルと商店が渾然一体となっています。
▲南側には昔ながらのアーケードがかかっています。
▲本町交差点。中央通りとの交差点。中央通りは県庁へと至ります。
▲さらに西に進んで池上町交差点。ここで宇都宮市街中心部の西端を迎えます。
▲池上町交差点付近から東武宇都宮駅前へと至る通り。
▲この交差点は栃木県の道路元標となっています。
▲角には茨城の地銀・常陽銀行があります。
▲裁判所前交差点、池上町より更に西に行ったところ。宇都宮地裁があります。
県庁・泉町周辺
▲本町交差点を北上すると、緑が美しい並木道が延びています。
▲栃木会館は、県が運営していたコンサートホールとオフィスビルの複合施設です。2016年に閉館・解体されました。
▲県庁正門前交差点。
▲県庁本庁舎は2007年に竣功されました。高さは81ｍ。
▲先代の県庁舎の意匠は「昭和館」として移築され、新たに活用されています。
▲中央通りから西へ向かう街路。タイル貼りで整備されています。
▲かまがわプロムナードの飲み屋街。
▲泉町通りの歓楽街。大通りの一本北側の延びています。
バンバ通り
▲馬場通り一丁目交差点より南に延びる通り。車道を含めタイル貼りで整備されています。
▲中小商店が建ち並んでいます。
▲日野町通り。宇都宮で最も歴史のある商店街とも言われています。
オリオン通り・ユニオン通り
▲日野町通りが東に向かう通りに対し、北に延びるのはオリオン通り。
▲入口では宇都宮市の市章が出迎えています。「宮」の字を図案化したもの。
▲全蓋式のアーケード商店街であり歩きやすい通りとなっています。
▲宇都宮Festaビル。ホビーショップが入居し、「オタビル」なんて呼ばれていたりします。もともとは西武百貨店の別館・ロフト館として1991年にオープン、99年に閉店しました。そして、2001年にFestaビルとしてオープンしています。
▲中央通りとの交差点で一旦アーケードが途切れます。
▲オリオンスクエアはイベントスペース。ステージが設けられています。かつては「109 UTSUNOMIYA」が建っていましたが2005年7月に閉店。
▲引き続きアーケード商店街が延びています。朝の6～10時以外は歩行者天国となっています。
▲オリオン通りを抜けると東武宇都宮駅前と併設する東武百貨店が現れます。東武百貨店宇都宮店は市街地で唯一のデパート。
▲東武駅前から大通りへと至る通り。角にある元気寿司は宇都宮が創業で、この東武店が一号店。
▲東武駅前の風景。
▲東武百貨店。なんか歪な形をしていますね。前を通る道路は国道119号。
▲国道119号。この通りを北上すると池上町交差点に出ます。
ユニオン通り
▲オリオン通りから国道119号を跨ぐと「ユニオン通り」という商店街になります。
▲ユニオン通りはファッション系のショップが建ち並びます。「宇都宮の原宿」と呼ばれているようです（ほんとうか？）。
▲ユニオン通りの西端。材木町通りと交差し、ここを北上すると裁判所へと至ります。
訪問時期：2014年8月
