岐阜県飛騨地方の中心都市・高山市の玄関口です。高山市は飛騨高山藩の城下町で、いわゆる小京都と呼ばれるような昔ながらの街並みを遺す観光都市であり、多くの観光客がこの駅を利用します。
中部地方の中心都市である名古屋からは、特急「ひだ」号で約2時間半で到達できます。この特急「ひだ」号は、半数程度がこの高山駅まで、もう半数は更に飛騨古川・富山まで運転されます。また、大阪~高山間で運転される列車も1日1往復運転されています。
高山駅には濃飛バスセンターが併設されています。このバスセンターからは、観光地である高山市街へ向かうバスのほか、温泉地の平湯、登山の穂高・上高地、合掌造り集落の白川郷、などといった、飛騨地方の各観光地へと至るバスが発着しています。
高山市街の西端に位置しており、観光名所である宮川朝市へは、東へ徒歩10分ほどで到達できます。
取材時(2012年)は、1934年の開業以来、約80年使用されてきた初代駅舎での営業で、地上駅の形態でした。2016年に新駅舎に改築され、現在では橋上駅舎となっています。
駅前
▲高山駅。2016年に新駅舎となる前は、市街地に向いた東側にのみ駅前が存在しました。1934年の高山線開業から使用されていた歴史ある木造駅舎でした。
▲高山駅前ロータリーの風景。
▲観光地らしく観光案内所が駅前に立地しています。
▲駅前の風景。土産物店が軒を連ねています。
▲高山濃飛バスセンターはロータリーの北側に立地しています。高山近郊へと至る路線バスのほか、飛騨地方の各観光地への長距離バスが当バスセンターをターミナルとして運行されています。
駅舎内
▲駅舎内。こぢんまりとしています。待合室には、売店や弁当店がありました。奥にはきっぷうりばがあります。
▲きっぷうりばの前には自動券売機が1台設置されていました。下呂まで950円、富山まで1,620円(2012年当時)。
▲入口改札。高山駅は入口と出口が別れています。猪谷は富山県に入って最初の駅で、JR西日本との境界駅。
ホーム
▲出口。特急列車が到着すると多くの人で集中するからか、出口は複数のレーンが設けられています。
▲1番線ホーム。
▲2・3番線は地下通路で結ばれています。
▲2・3番線ホーム。
▲飛騨古川行きのキハ40系。2015年に引退しました。
▲2・3番線からみた1番線ホーム。
訪問日:2012年12月