kyonyの探訪記

茨城を中心に、交通や街並の風景をお届けします。だいたい毎週日曜更新、予定。

日立駅

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駅コンコースから見える太平洋の眺望

日立駅は、茨城県北部の日立市にある駅です。日立市の中心市街地に面しており、1日に約1万人の乗車人数*1を数え、すべての特急列車が停車します。

日立市街の東端に位置し、眼下には太平洋が広がる断崖の上にあって、非常に眺めのよい駅として知られています。

現在の橋上駅舎は2011年に完成・供用されました。日立市出身の建築家・妹島和世 氏の設計で、ブルネル賞の優秀賞を獲得しています。眺望を生かすガラス張りの建物となり、駅舎東側に設けられたカフェからは太平洋が一望できます。

旧駅舎は中央口と海岸口に駅舎が分かれていましたが、新駅舎は橋上駅舎となり、海岸口と中央口の改札口が一つとなりました。

メインの改札とは別に、駅南側には橋上口と呼ばれる出入口があります。日立工場への通勤者のための出入口となっており、朝ラッシュ時のみ営業します。

中央口

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市街地に面した中央口。

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▲「ふらっとひたち」は、観光案内兼物産販売のお店。中央口すぐ横に入居。

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▲そのほか、コンビニ、カフェ、駅そばなどがテナントとして入居しています。

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▲中央口駅前には茨城交通のバスターミナルが立地しています。

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日立製作所創業の地である日立市。それを象徴するがごとく、ロータリーには、日立製作所から寄贈されたタービン動翼が鎮座しています。

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新都市広場方向の風景。

コンコース

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▲側線を跨ぐ長い通路が特徴的。通路の前には発車標が設けられています。

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▲2021年現在はLEDに変更となりましたが、最初はLCDの発車標でした。たしかに、LEDと比較したら視認性はいまいちですね。

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動く歩道が設けられています。

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▲貨物用の側線が設けられており、日立駅の構内は結構広いです。

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▲改札への入口。NewDaysがあります。

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▲階段を降りると海岸口へと出ます。海岸口と言っても、そこに砂浜は無くて、断崖絶壁を下りていく必要がありますが。

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▲ご覧の通り、眺めがよいです。結構皆さんここで写真を撮られています。

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▲海を望む「シーバーズカフェ」。海を眺めながら一服なんていいじゃないですか。

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▲海の上を通るのは国道6号日立バイパス日立市は山と海に挟まれた土地のため、長い年月を掛けて海の上にバイパス道路を作りました。

海岸口

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▲海岸口駅前。タクシーが数台待機しています。こちらにも数台分の駐車場が設けられています。

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▲海岸口からはガラス張りの駅舎がよく見えます。

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▲旧海岸口駅舎はホームの南端、橋上出口がある陸橋の近くにありました。

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▲ちょっとした広場があります。

改札口付近

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みどりの窓口びゅうプラザもありましたが、2015年に営業終了。待合室となっています。

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▲改札口。真ん中は幅広レーンとなっています。

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▲近距離券売機は4台。指定席券売機みどりの窓口近くにあります。

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LCDの発車標は、他の駅では見られない設備でした。表現できる情報量は多いですが、メンテナンス性が悪かったのか、現在では他の駅と同様のLED型に置き換えられました。

改札内

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▲改札口付近。精算機が1台設けられています。

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▲がらんとしたコンコース。いわき方には喫煙所があります。

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▲駅舎へと続く長い跨線橋

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▲この写真の取材時は新駅舎の供用直後で、まだ旧駅舎の遺構がありました。

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▲ホームの広さは、特に1・2番線が狭いです。かつてはホーム端に階段が設けられていましたが、これがホーム途中に移ったためです。そしてその階段、エスカレータも結構狭かったりします。

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▲上りホーム上(3番線)にはSuica専用グリーン券売機が1台設けられています。

橋上口

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▲ホーム南側には橋上口が設けられています。平日の朝7時40分~8時30分のみの営業。

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▲営業風景はこんな感じ。ちゃんと自動改札もありますね。駅員さんが詰められるところもあります。

取材時期:2012年9月がほとんど

*1:https://www.jreast.co.jp/passenger/2019_02.html,、各駅の乗車人員 2019年度ーJR東日本、2021年4月3日閲覧