
岩手県の南端、仙台と県都盛岡との中間点に位置する一関市は、人口約11万の市です。都市圏人口では奥州市(旧水沢市)を中心とする奥州都市圏に次ぐ、県下4位の規模となっています。
一関市街は、JR一ノ関駅の西口に広がっており、旧奥州街道沿いの大町通りを中心に、商店が建ち並んでいます。
駅前通り
▲一ノ関駅。東北新幹線が停車し、岩手県南の拠点となる駅です。
▲一ノ関駅西口駅前から西へと延びる駅前通り。電線が地中化され、歩道はタイル張りになっています。
▲一関文化センター。広街通りとの角に立地。図書館が隣接されています。
▲一関田村町郵便局前。
▲上の橋は磐井川にかかる橋。橋の欄干には太鼓があります。一関藩が時を知らせるために鳴らしていた「時の太鼓」をモチーフにしています。
大町通り周辺
▲大町通りは旧奥州街道筋。商店が建ち並んでいます。
▲大町通りの東側に並行して延びるとおりには小規模ながら歓楽街が広がっていました。
▲一関市民センター「なのはなプラザ」。もともとは2002年に閉店したダイエー一関店の建物でした。
▲大町交差点。
▲大町交差点を曲がると大手町通り。通り沿いには一関郵便局が立地しています。
中街通り
▲駅前通りから中街通りに入った所にある、1929年に建てられたこの一関教会は、国の登録有形文化財に登録されています。
▲一関教会の北隣にあるのが旧沼田家武家住宅。幕末に一関藩家老職を勤めた人物の旧宅は300年以上の歴史があります。こちらは一関市の指定有形文化財の指定を受けています。
▲中街通りを北に進むと蔵が見えてきます。「酒の民族文化博物館」の建物です。ビアレストランも併設されています。
▲酒の民族文化博物館前で交差する、水天宮通りのどん詰まりに、磐井川水天宮が鎮座しています。
▲錦町水天宮通りは石畳が特徴的な通り。
地主町通り
▲地主町通りと広街通りとの交差点。地主町通りは市街地北端を東西に延びる道路、大町通りから左へと折れた旧奥州街道筋。
▲地主町通りも個人商店が建ち並びます。
▲一高前を過ぎ、磐井川を渡る磐井橋にさしかかります。
▲磐井橋の袂には、奥の細道を旅した松尾芭蕉が宿泊したと伝えられる金森邸「二夜庵」跡があります。まさにこの通りは、奥の細道のルートであるわけです。
▲橋を渡ってしばらく行くと一関市役所へと至ります。立派な市役所です。
訪問時期:2020年8月