弘前市は、青森県津軽地方南部に位置する都市です。青森市・八戸市に次ぐ人口規模で、弘前城の城下町として発展し、青森県下で最も早く市制を敷いた都市です。
弘前は津軽地方で最も市街地が発達しており、デパートの「中三」が立地する土手町を中心に商店街が形成されています。
街の玄関である弘前駅は中心市街=土手町から東へ1.5kmほど離れており、市街と駅とを結ぶバス(100円バス・土手町循環)が10分間隔で運行されています。
人口:17.7万人(2020年)
弘前駅周辺
▲弘前駅。駅ビル=「アプリーズ」が弘前駅に隣接しています。JRと弘南鉄道弘南線が交わる駅です。
▲弘前駅前のバス停。弘前市街を中心に走る路線が発着します。郊外路線との接続は、少し離れたバスターミナルが担っています。
▲弘前駅前にはホテルが建ち並んでいます。
▲駅の北西に位置する「イトーヨーカドー」弘前店。併設される形で弘前バスターミナルが設けられています。
▲弘前駅から西南へと延びるとおり。駅から大町を経由して土手町の通りへと至ります。街路樹があり、電線は地中化が為され、綺麗な街並みです。
▲並木通り交差点。先ほどの通りと、並木通りが交差します。角に立地するのは2013年に開業した「ヒロロ」という商業施設。建物は、94年にダイエー弘前店として開業した建物。
▲並木通り。こちらも生前とした街並みです。住宅やビルが渾然一体です。
▲「えきどてプロムナード」は、弘前駅から西へと至り、土手町の通りへと至る歩行者天国道路です。
▲弘前市立病院。駅西側の大町に立地。
土手町
▲「えきどてプロムナード」の西端部。交差する旧羽州街道筋が、土手町の商店街となります。
▲このあたりは上土手町。綺麗に整備された商店街です。この通りは旧羽州街道・旧国道7号*1の通りとなっています。
▲土手町通りはこの交差点より北側は北向きの一方通行となります。これより北が中土手町になります。
▲町中を貫く大通りとの交差点。この通りは、北東へと進むと北大通りになります。角には「まちなか情報センター」が立地。地域情報の収集、物産の購入、休憩スペースとして利用できます。
▲中土手町バス停。
▲今年(2020年)はねぶた祭りが行われませんでしたが、お店の軒先には金魚ねぶたが吊されてありました。夜になるとライトアップされます。
▲逢来橋を渡って下土手町に入ります。
▲「中三」弘前店。中三は青森市に本社を置く百貨店。なにやらオブジェ的な建物がありますが、縄文土器をイメージしたものなんだそうです。市内唯一の百貨店としてブランドを維持しています。
▲下土手町バス停。はす向かいのスカイパークビルの場所には、「カネ長竹田」という百貨店が立地していましたが、93年に郊外の城東へ移転して、現在では「さくら野」弘前店として営業しています。
▲「土手町コミュニティパーク」は、飲食店や多目的ホールなどの交流施設を持つ複合商業施設。「エフエムアップルウェーブ」のスタジオが当施設内に入居しています。
▲市街地唯一のスクランブル交差点。画角に入っていませんが、角の高層マンションが建っているところに、百貨店の「かくは宮川」が1980年まで、「ハイ・ローザ」が98年まで営業していました。この交差点で土手町が終わります。
▲このあたりは一番町。この一番町坂を登り切ると、弘前城周辺のエリアとなります。
鍛冶町周辺
▲親方町。鍛治町の北方に位置。商業ビルが立ち並んでいます。
▲鍛治町の街並み。飲食店を中心に立ち並んでいます。
▲飲食店が建ち並ぶテナント街「城東閣」。かつて同名のビルが建っており、跡地にオープンしました。
▲新鍛冶町の通り。鍛治町の東隣にあります。
▲かくみ小路は新鍛冶町より北に延びる細い通り。北上すると土手町の通りに出ます。こちらも飲食店が並んでいます。
▲鍛治町から西へと延びる本町坂。
中央弘前駅
▲昭和期から時代が止まってしまったような駅構内です。
▲ホームは1面1線。丁度電車がやってきました。
▲中央弘前駅前は道路の拡幅工事中でした。
▲特徴的な昇天教会聖堂、大正期に建てられた赤煉瓦造りです。中央弘前駅前の坂を登ったところに位置しています。
中央通り
▲百石町展示館は明治16年に呉服店として建てられたもの。後に青森銀行として使われ、2001年に弘前市に寄贈されました。現在は展示館として利用されています。
▲中央通りは土手町通りに並行して延びる大通りです。こちらはオフィスビルが主体です。
訪問日:2020年8月