青森駅は、JR奥羽本線・JR津軽線・青い森鉄道線が交わる駅です。県都青森市の玄関口です。
かつては、東北の二大幹線=東北本線と奥羽本線の終着駅、そして、青函連絡船との乗り換え駅であり、本州最北のターミナル駅として大いに賑わいました。 1988年に津軽海峡線が開通して青函連絡船が廃止され、2010年には東北新幹線が新青森駅まで開業、2016年には北海道新幹線が開業しました。連絡線の廃止、そして新幹線の開業によって、青森駅の役割は、様々な都市をつなぐターミナルから、青森市街の最寄り駅としての役割が主となりました。
2020年現在、青森駅を発着する長距離列車は、秋田とを結ぶ奥羽本線特急「つがる」号のみ。仙台・東京・北海道方面への長距離列車は、隣駅の新青森駅から発着します。
青森駅には東口と西口があり、中心市街地に面しているのは東口です。どちらの入口からも、長い跨線橋を渡ってホームへ向かいます。
利用できる路線
東口
▲青森駅東口。「あおもり駅」の看板が特徴的ですね。駅舎と駅ビルは別の建物となっており、駅ビル「ラビナ」は駅舎の西隣に立地しています。
▲東口駅前にはバスターミナルがあります。市内線のほか、観光地である酸ヶ湯温泉や奥入瀬渓谷への長距離バスも発着しています。
▲青森駅駅舎内の雰囲気。
▲改札。青い森鉄道も同じ改札を通ります。
▲改札横にあるJR線近距離券売機。青い森鉄道線のきっぷは別にあります。
▲青い森鉄道側のきっぷうりば。
▲駅舎西側には土産物店と待合所、喫茶店などがあります。
改札内
▲改札を入ると跨線橋への階段が現れます。エスカレータも併設。
▲壁面にはLCDの案内表示。取材当時(2013年)は北海道新幹線未開業。津軽海峡線からやってきた特急白鳥は、新幹線と連絡する新青森まで運転していました。
▲階段を上がると売店がありました。
▲長い長い跨線橋を渡ります。青い森鉄道は1・2番線、JRは3~5番線から発車します。
▲5・6番線の風景。E751系つがる号秋田行きが停車していました。ホーム上にはNEWDAYSがあります。
▲6番線に停車中の列車は、函館からやってきた485系白鳥号。青森駅でスイッチバックして新青森駅へと向かっていました。
▲ホームは長大で、かつて夜行列車がやってきたことを想起させます。北方へと歩いて行くと「連絡船」の表記が残っていました。
▲青函連絡船へはホーム北方の跨線橋を渡って乗り換えをしていました。現在はこのようにバリケードが張られており通行できません。
▲1・2番線の風景。こちらも、長くかつ幅広なホームが印象的。多くの連絡船乗り換え客に対応していたのでしょう。
▲青い森鉄道701系。八戸行きです。車体もイメージカラーの水色です。
▲リゾートしらかみのくまげら編成も停車中でした。五能線に入るジョイフルトレインです。
▲西口へはさらに通路を渡ります。
西口
▲青森駅西口駅前。西口はいわゆる「裏口」。
▲駅前は主に住宅が広がっています。
▲西口の駅舎内はこぢんまりとしています。券売機は2台置いてあります。東口と違い、券売機はJRと青い森鉄道線共通のようです。
▲西口は自動改札はなく、駅員さんに検札してもらいます。
訪問時期:2013年10月