日立市街の目抜き通り「平和通り」は、桜並木の通りとなっています。 春には満開の桜のトンネルとなり、その風景は「日本さくら名所100選」に選出されています。
全長約1kmの「平和通り」には、ソメイヨシノの木が約120本植えられています。道路の構造は、本線と駐車帯を備える側道に分かれており、その分離帯に桜が植えられています。桜が満開となると、車道は桜のトンネルと化します。
日立製作所の企業城下町である日立市は、第二次世界大戦中に攻撃による壊滅的な被害を受け、戦後の都市復興事業によってこの平和通りが1951年に開通しました。
▲平和町歩道橋から見た風景。通りで唯一設置されている歩道橋であり、桜のトンネルを俯瞰することができます。
▲桜のトンネルが1kmに渡って続きます。
▲伊勢甚パーキングのロゴと桜。2005年に日立店が閉店となって百貨店事業こそなくなりましたが、現在は不動産事業が中心の会社となっているようです。
▲桜の時期に催される「日立さくらまつり」は、日立市街が最も賑やかになる催しですが、2020年はコロナウイルス対策のため中止となりました。未だかつてない、静かな、日立の春となってしまいした。
■平和通り
[車でのアクセス]日立中央ICより約10分
[電車でのアクセス]JR日立駅下車徒歩5分
取材日:2020年4月