kyonyの探訪記

茨城を中心に、交通や街並の風景をお届けします。だいたい毎週日曜更新、予定。

福島県いわき市 平市街

LATOVより俯瞰した いわき駅

平(たいら)は、いわき駅を中心とした、いわき市役所等の行政機関も立地する、いわき市中心市街です。
磐城平城の城下町形成を発端に、浜通りで最も栄えた平は、北茨城から浜通り中部までという、広い地域を商圏に含みます。

いわき駅周辺は2007年より再開発が為され、同年に再開発ビルの LATOV(ラトブ)がオープン。2009年にはいわき駅ビルがオープンし、駅とそれらとをつなぐペデストリアンデッキが設けられて現在のような形になりました。
いわき駅にほど近い本町通りや駅前大通りが中心商店街であり、三町目の北側にある田町は狭い路地に多くの飲食店が建ち並ぶ歓楽街となっています。


駅前大通り周辺


▲街の玄関口、いわき駅。1994年までは平駅でした。常磐線磐越東線が交わり、常磐線特急「ひたち」の大半の終着駅で、運行系統上重要な駅です。



▲駅前大通り。国道399号に指定されています。市街地のメインストリート。



▲駅前広場。駅とタクシープールはペデストリアンデッキで結ばれています。


▲バスターミナルは駅ロータリー東側に立地。旧駅ビル・ヤンヤンの敷地でした。


いわき駅の正面に位置する「LATOV(ラトブ)」は、低層階が商業施設、高層階が図書館などの公共施設が入居する再開発ビル。2007年にオープン。





▲駅前大通りの風景。電線地中化が為され、ビルが建ち並ぶ都会的な雰囲気。




▲平十五町目交差点。駅前大通りと旧国道6号線とが交わります。



▲旧国道6号線内郷方面。2018年に県道に降格しましたが、この通りは国道6号でした。

いわき駅東側



▲白銀町。細い路地には飲食店が立ち並んでいます。



いわき駅から東へと至る通り。ホテルが立ち並んでます。



イトーヨーカドー平店。白銀町の東にある平六町目に立地。駅前周辺では数少ない大型店舗でしたが、惜しまれながら2021年2月末に閉店しました。



イトーヨーカドー平店の屋上から見た市街地。




▲本町通り(平四町目・五町目界隈)。この通りは浜街道の街道筋であり、古い建物も通り沿いに見られます。

いわき駅西側




▲先ほどの通りから駅前大通りを挟んで西側の本町通りは、タイル貼りの広々とした歩道が設けられています。



常陽銀行平支店。常陽銀行は茨城の拠点の銀行。本町通りと銀座通りの交差点に立地。




▲銀座通り。





▲平田町。平市街最大の歓楽街であり、飲食店が建ち並ぶ歓楽街です。



▲レンガ通り。中高層ビルが立ち並びます。昭和56年に拡幅され、今のような姿となりました。その名の通り、歩道にはレンガが敷き詰められています。



▲本町通りとレンガ通りとの交差点。特徴的な信号機です。



▲本町通り平二町目界隈。平の書肆、ヤマニ書房の本店が立地しています。


▲平中町交差点。角には浜通り唯一の百貨店 大黒屋 が立地していましたが、2001年に破綻、跡地は葬祭場となっています(取材当時は結婚式場)。宝くじ売り場が有名でした。写真奥の遠景の天蓋を有する建物はいわき市文化センター。


▲文化センターの南側にある市立美術館。


▲市立美術館の南にあるのが、平中央公園と芸術文化交流館 アリオス。2008年開館、旧平市民会館の跡地に建設されました。


▲いわき地方合同庁舎はいわき市役所のはす向かいに立地。



いわき市役所。アリオスの西隣に立地。人口約34万のいわき市政を司っています。

取材時期:2015年8月、晴れている日が2021年2月