『親は子を顧みることが出来ず、子も親を顧みることが出来ない』ほどの断崖絶壁の難所=親不知(おやしらず)を超えた先に、市振という集落があります。その集落を過ぎて、小さな川を渡ると、富山県に入ります。
県境の川はその名も「境川」。二級河川で、国道の橋から河口まではすぐそこですが川幅はそれほど広くもありません。大変な天然要害を超えた先の国の境目は、とてもあっけない印象を受けます。
▲境橋全景。長さは109m。10kmほどの親不知の天険を超えた先、あっけない県境です。
▲川の風景。境橋の川下には、かつての北陸線=えちごトキめき鉄道が通っており、その向こうは日本海です。
▲国道管理境界は橋の富山側の袂に設けられています。手前側が富山河川国道事務所、向こう側が高田河川国道管理事務所の管轄になります。
▲一方こちらは天険・親不知の風景。海まで迫る山々。