kyonyの探訪記

茨城を中心に、交通や街並の風景をお届けします。だいたい毎週日曜更新、予定。

高鐵桃園駅

高鐵桃園駅外観

桃園駅は、台湾の空の玄関口=台北桃園国際空港に最寄りの、台湾高速鉄道の駅です。2017年に当駅から空港、そして台北市街を結ぶMRT=桃園機場捷運が開通し、空港や高鐵とのアクセスが格段によくなりました。

取材時は2016年末で、当時はMRTがありませんでした。高鐵桃園駅とは連絡バスが頻発運行しており、大量の乗客を乗せて空港とを結んでいました。駅の位置は、桃園市の中心街から15kmほど郊外にあり、駅周辺は高鐵開通以降に開発された地域で、新しく綺麗な街並みが広がっています。

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鷲子山上神社(常陸大宮市)

大鳥居

鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)は、茨城県と栃木県の県境の上にある神社です。この神社は、天日鷲命(アメノヒワシノミコト)という、製紙と殖産の守護神を鎮め奉っています。元々このあたりは和紙の生産地でした。

この天日鷲命は、鳥の神様であることから、境内ではフクロウをモチーフとした様々な建造物が建立されています。その中でもとびきり目を引くのが「日本一の大フクロウ」と呼ばれる巨大なフクロウ像。この神社の立地も相まって、パワースポットとして有名になりつつあります。

茨城県栃木県両方に社務所があり、現在は栃木県側の社務所宮司が神社を管理をしていることから、神社公式Webサイトでは栃木県の住所が表記されていますが、栃木茨城両方にある神社として神社庁には登録されています。


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八坂神社(取手市)での初詣

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八坂神社境内

取手市東1丁目にある八坂神社は、素戔嗚尊スサノオノミコト)を祀る祇園信仰の神社です。厄除け・除災招福に御利益があるとされています。

1月1日0時より新年の祈祷が始まり、多くの人出で賑わっていました。

初詣客を出迎える境内では、御神酒や甘酒を振る舞われ、またワゴンによる移動販売も行われており、規模は大きくないものの初詣の雰囲気を味わえることができました。

八坂神社の本殿には、透かし彫りの彫刻がなされており、市の文化財に指定されています。

■取手総鎮守 八坂神社
[アクセス]取手駅より徒歩10分

取材日:2019年1月1日

身延駅

身延駅駅名標

山梨県南部、日蓮宗の総本山である身延山久遠寺門前町である身延町の代表駅です。特急列車を含む身延線の全列車が停車する重要な駅です。

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境橋<国道8号新潟・富山県境>

境橋全景

『親は子を顧みることが出来ず、子も親を顧みることが出来ない』ほどの断崖絶壁の難所=親不知(おやしらず)を超えた先に、市振という集落があります。その集落を過ぎて、小さな川を渡ると、富山県に入ります。

県境の川はその名も「境川」。二級河川で、国道の橋から河口まではすぐそこですが川幅はそれほど広くもありません。大変な天然要害を超えた先の国の境目は、とてもあっけない印象を受けます。



▲境橋全景。長さは109m。10kmほどの親不知の天険を超えた先、あっけない県境です。



▲川の風景。境橋の川下には、かつての北陸線えちごトキめき鉄道が通っており、その向こうは日本海です。


富山県カントリーサイン雷鳥。朝日町側の大字は「境」。


▲国道管理境界は橋の富山側の袂に設けられています。手前側が富山河川国道事務所、向こう側が高田河川国道管理事務所の管轄になります。



新潟県カントリーサインはポップな絵柄の朱鷺です。


▲一方こちらは天険・親不知の風景。海まで迫る山々。

取材時期:2013年9月

【道路レポート】国道350号線走行記

「この航路は国道350号線です」

 国道350号は、新潟市を起点とし、佐渡航路を経由して佐渡島に上陸し、再び佐渡航路を経由して上越市へと至る国道です。

 この国道の特徴は、やはり【航路】が国道指定されている、という点でしょう。道路事情が悪かった佐渡島に国道を通すべく、田中角栄によってこのようなルーティングが考案された、という話は有名です。新潟と上越の都市を結ぶとしたことで国道の要件を満たした、というわけです。

 この間のGWのカブ旅で実走してきましたので、レポートします。だいぶ遅筆です(笑)

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