富山駅は2015年の北陸新幹線開通に合わせ、駅舎が改築されましたが、先代駅舎での営業終了した2010年から、2015年に現在の駅舎が供用となるまでに、仮駅舎での営業が5年間行われていました。
この記事は2012年ごろに撮影した仮駅舎での営業の風景、それから、2008年ごろに撮影した先代駅舎の風景についても少し手元に残っていましたので併せて記載しています。
南口仮駅舎
▲富山駅前中央交差点。先代駅舎時代には、駅前中央交差点からロータリーに入ると駅舎がありましたが、仮駅舎は少し西側に立地していました。
▲富山駅南口仮駅舎。先代駅舎に倣ってか、同色のピンク色をしていました。
▲駅を出てすぐのところに「とやま駅特選館」という土産屋や食事処が集まった商業施設がありました。現在の「とやマルシェ」にあたりますね。もともと特選館は先代駅舎の上階にあり、仮駅舎営業に合わせて、こちらも仮の建物で営業を行っていました。
▲広々としていた駅舎内。仮駅舎なので無機質です。
▲みどりの券売機が5台、近距離券売機は6台設置してありました。当時は近距離きっぷを買うと、裏が白いきっぷが出てきました。
▲南口の改札。当時は駅員による改札でした。
▲きっぷうりばの反対側には休憩所とキオスクがありました。
▲マリエと富山駅前電停(当時)、市内電車と駅との最寄りの電停でした。現在この電停は電鉄富山駅・エスタ前電停と改称されており、富山駅舎内に富山駅前電停が移されました。
北口仮駅舎
▲北口仮駅舎とライトレールの富山駅北電停(当時)。先代の北口駅舎は1997年に開業しましたが、2007年に駅周辺の高架化事業によってこの仮駅舎による営業が始まりました。
▲ライトレール富山駅北電停は1面2線の駅。路面には芝が植えられています。
▲改札前。こぢんまりとしていましたが、駅員のいる きっぷうりば や、みどりの券売機が設置されていました。
▲待合所。駅舎内にはライトレールの売店が設けられていました。
取材時期:2012年10月、2013年6月
駅構内
▲構内より改札の風景。
▲南口から入ると、ホームへと続く長い通路を歩く必要がありました。元々旧駅舎が、もう少し東側に駅舎があったためです。
▲列車編成の案内。富山は、様々な特急の終着駅でした。以東で「はくたか」が、以西で「サンダーバード」「しらさぎ」が、以南では「ひだ」が走っていました。現在でも「ひだ」は変わらずやってきますが、「はくたか」は新幹線に、「サンダーバード」と「しらさぎ」は金沢止まりとなりました。
▲「富山で休もう。」集。
▲跨線橋。LCDのディスプレイによる発車標が設置されていました。
▲跨線橋より東側の風景。着々と新幹線と在来線の高架が建設されています。
▲5・6番線。ホーム上にもキオスクがありました。
旧駅舎時代(2008年ころ)
▲富山駅前中央交差点。その奥に旧駅舎が建っていました。
▲駅舎内の風景。特選館は駅舎の2階にありました。
▲駅舎の中央にはドラッグストアへ通ずる階段があり、売薬で知られる富山らしい駅でした。
▲改札周辺の風景。
▲当時は、跨線橋の他に地下通路がありました。