取手駅は、利根川に面した茨城県取手市にある駅で、JR常磐線と関東鉄道常総線と接続駅です。JR常磐線は、茨城県に入って最初の駅であり、上野駅からは快速電車で約40分で到達します。
JR常磐線は、当駅で運転系統が異なります。当駅以南では、快速と各駅停車が異なる線路を走る、複々線区間となり、取手と都心を結ぶ緑のラインカラーの通勤電車が走っています。当駅以北で交流電化区間となり、直流電車のE231系や地下鉄から直通してくる電車は当駅で折り返し運転を行います。
関東鉄道常総線は取手駅が起点。国道294号沿いに、茨城県西部の中心都市である下館とを結んでいます。 常総線沿線の守谷市にTXが開通して以降、守谷周辺のベッドタウンからの客はTXに流れており、常総線・常磐線を利用した東京への通勤客は減少傾向にあります。
利用できる路線
JR構内
▲各駅停車の1・2番線ホーム。取手発着の各駅停車は朝夕のみの設定で、昼の時間帯は我孫子または柏で折り返しのため、昼間このホームには電車が来ません。
▲各駅停車の端にある案内には「常磐線（列車）」の表記がありました。「電車」と「列車」は、JR的に定義が分かれるようです。
▲構内遠景。JRが島式3面6線、常総線が1面2線で、番線は東側よりナンバリングされています。JRは4・5番線が待避線となり、主に始発列車が発着します。駅そばや売店はありません。
▲北側に位置する跨線橋。常総線との乗り換え改札があります。南側には地下通路もあります。
▲西口改札。精算機が2台設置されています。
▲東口改札前の通路。
▲東口改札（改札外より）。
東口
▲東口駅前。東口は陸前浜街道の宿場町だった駅ある取手市街に面しています。
▲バス乗り場。芸大取手キャンパスや井野団地方面へのバスが発着します。
▲東口周辺は、飲食店や小規模の商店が建ち並びます。大型店はありませんが、2007年まではイトーヨーカドーをキーテナントとするカタクラショッピングプラザが、東口駅前に立地していました（現在ではタワマンになっています）。2000年頃にこのような整然とした街並みが完成しました。
▲東口のきっぷうりばには、指定席券売機が1台、多機能券売機が2台設置されています。東口がメインの出口だったはずですが、東口のみどりの窓口は廃止されました。常総線は西口へ廻りましょう。
西口
▲西口駅舎。こちらのほうがメインの出入り口という感じ。西口周辺では再開発事業が計画されており、古い建物が徐々に取り壊されています。
▲西口駅前。ペデストリアンデッキが整備されており、この下はバスターミナルとなっています。
▲リボンとりで。2010年に閉店した取手とうきゅうの建物を利用した再開発ビル、2012年開業。西友などが入居しています。
▲駅ビル「ボックスヒル」が入居。2020年に「アトレ取手」に名称が変更となりました。
▲西口のきっぷうりば。近距離券売機・チャージ専用機・多機能券売機・指定席券売機が各々1台ずつあります。上野までは640円。
▲常総線の改札口。西口にのみ設けられています。守谷まで420円。
▲西口改札。
取材時期：2019年6月
