福島県の会津地方の街、喜多方市。
会津若松市の北方に位置する人口4.6万のこの街は、「喜多方ラーメン」というご当地ラーメンで有名。人口あたりのラーメン店の数が日本一なんだそう。
「喜多方ラーメン」は、日本三大ラーメン*1の一つに数えられます。共通的なラーメンの特徴としては、平打ちの縮れ麺がよく用いられることです。スープは醤油が基本ですが、店によっては塩や味噌なんかのバリエーションもあるようです。
市内のいくつかのお店では、「朝ラー」が楽しめます。朝7時ごろに開店するものも少なくありません。
ラーメン大好きな筆者は、よく深夜に自宅を発って、朝ラーを楽しみに、喜多方へと出かけます。
夜明け前に茨城県北部にある自宅を発ち、延々下道を走って約4時間。筆者はいつも国道294号を走って会津に向かいます。猪苗代湖畔の西岸を通るこの国道からは、晴れた雪の時期にはこんな雄大な風景が広がっています。
この風景が見えたら、喜多方まであと一息。
喜多方市街に到着。休日は喜多方市役所の駐車場が開放されていますので、そこに駐めると市街地のお店は便利です。無料なので、昼間になると混雑していますが、早朝はさすがに空いています。
市役所からほど近いお店が「坂内食堂」(地図)。
ラーメンチェーンの「喜多方ラーメン 坂内」のもととなった店ですが、提供されるラーメンはそれとは全く異なります。
スープは、醤油ではなく塩。ネギはお願いすればたくさん盛ってくれます。名物肉そば、トロトロチャーシューに埋め尽くされており、朝っぱらから重そうですが、スープはあっさりしてますから、ペロッと食べられます。
喜多方ではもっとも有名なお店なので、朝イチで行っても行列ができていることもしばしば。
こちらは「あべ食堂」(地図 )。先ほどの坂内食堂から少し北に向かったところにある、坂内食堂と同じくらい有名なラーメン店です。
こちらは、喜多方で一般的な醤油ラーメン。ちょっとパンチが強めのお味、それに負けないコシのある中太麺。こちらのチャーシューは脂身少なめで食べ応えがあります。おいしいです。
市街だけでなく、郊外にもおいしいお店があります。お店の名は「らーめん一平」(地図)。
ここではちょっと変わったメニューもあります。
その名もじとじとラーメン。丼が背脂で埋め尽くされています。しかしながらしつこくなく、甘みのある背脂とトロトロのチャーシューが食欲を増進させます。やっぱりおいしい。
ご紹介した3店舗、坂内と一平は朝7時から、あべ食堂は朝7時半から営業しています。昼間よりは空いていますので、朝ラーおすすめですよ!
はーお腹空いてきました。今度の休みは、喜多方の朝ラーで決まりですね。
取材時期:2019年5月~2020年1月
*1:ほかに、「博多ラーメン」と「札幌ラーメン」がある、と言われている。