国道52号は、静岡県静岡市清水区興津から、山梨県身延町を経て、山梨県甲府市へと続く国道です。身延山久遠寺の参道として古くより整備されてきたこの道は、国道139号とともに、静岡山梨を結ぶ動脈として、大きな役割を果たしています。 この国道唯一の県境は、富士川支流の小さな川に存在し、たかだか20m程度の橋で跨いでしまいます。
▲静岡県富士宮市側より見た県境。川に向かって急な坂道を降り、緩やかなカーブを曲がると甲駿橋があります。
▲甲駿橋の全体。外観は普通の橋ですが、橋の名前から“甲”斐と“駿”河を分かつことをうかがい知ることができるわけです。
▲天然要害の川。この川の中央が県境です、その名も境川。
▲山梨県側は南部町。その名の通り、山梨県最南端に位置する自治体という訳です。
▲私的にこの県境で感動したのがこの交差点名称の看板。山梨側に向いているほうは、山梨スタイル(茶色地の独特のもの)で、静岡側は静岡スタイルなのです。同一交差点内でこういった形は、ほかでは見られないでしょう。