「つくばセンター」は、TXつくば駅を中心とした、つくば市の中心市街地を指します。つくばセンターは、1980年代に完了した筑波研究学園都市の計画によって拓かれた計画都市で、広々とした歩きやすい街路が特徴的です。主要施設はペデストリアンデッキや歩行者専用道路によって結ばれ、つくばセンターの周囲は広々とした都市公園が設けられおり、人に優しい緑豊かな街を印象づけています。
2005年8月にはつくばセセンターを終点とするつくばエクスプレス（TX）が開業、Q'tやMOGといった新しい商業施設が開業する一方で、つくばセンターの集客の核であった西武筑波店が2017年に閉店するなど、TX開業の影響は善し悪し様々です。
交通広場周辺
▲中央通りを俯瞰しています。この通りの地下にTXつくば駅があります。
▲TXつくば駅A1出口。駅周辺は大規模な駐車場が設けられており、パークアンドライドがしやすい駅です。
▲つくば駅前交差点。
▲交通広場に出るA3出口。
▲交通広場からは筑波山や筑波大学などへのバスや、土浦市街方面に向かうバス、東京駅や水戸駅などの高速バスが発着します。商業ビルBiViが交通広場南側に立地。
▲観光地の筑波山方面へは1番乗り場から発車します。
▲交通広場を俯瞰。付属する駐車場は20分無料です。
▲中央通りの東端付近には地下トンネルの坑口があります。このトンネルをくぐると、スムースに土浦学園線に出られます。
つくばセンターの施設
▲交通広場の隅にはペデストリアンデッキへと登る階段があります。
▲階段を上ると広々とした街路が広がります。歩行者専用道路で人通りもそこそこあります。
▲独特な意匠が配された広場がつくばセンタービル。低層階にはアイアイモールという商業施設が入居していますがテナントは空き気味。
▲常陽銀行研究学園都市支店。常銀の中では最もモダンな建物でしょう。
▲ライトオンつくば本店だった建物。ライトオンの本社がここにありましたが原宿に移転、入居していたライトオン本店も6月にイーアスつくばへ移転してしまいました。現在はオートリブのジャパンテクニカルセンターつくばが入居しています。
▲Q'tはつくば駅前にある商業施設、現在つくば駅前でもっとも集客力のある施設です。Q'tはクレオスクエアの一部の商業施設で、若者向けのテナントが多く入居しています。
▲クレオスクエア・つくばセンターの中核的存在だったCREOは、2018年以降に休館しています。核テナントには西武筑波店とイオンが入居していましたが、西武は2017年に、イオンは2018年に閉店してしました。
▲Q'tの向かいにはMOGが立地、飲食店が中心です。
▲クレオスクエア周辺の街路。街は綺麗に整備されています。
つくば駅北側
▲中央公園。つくば駅北側に立地。休日にはイベントなども開かれます。
▲中央公園周辺には歩行者専用道路と自転車のパーキングが設けられています。街路樹が配され、ランニングやサイクリングを楽しむ市民が利用しています。
▲つくば市立中央図書館は中央公園向かいに立地しています。
▲中央公園の北側には池も配置されています。
▲その向かいにはエキスポセンターがあります。85年に当地で開催された科学万博の閉幕後に開業しました。研究学園都市の象徴の一つとも言える建物でしょう。
▲北大通り。センターの北側を通る、約1kmの街路です。6車線の道幅は大通りの名にふさわしい。
▲松見公園は北大通りの北側に立地する都市公園。こちらにも池が配されています。
▲星の広場。付近には筑波大付属病院があり、医療関係の施設が立地しています。
▲筑波大春日キャンパス。かつての図書館情報大学ですね。筑波大学は筑波研究学園都市の中核施設。大きなキャンパス面積が特徴的です。
つくば駅南側
▲つくばセンターから延びる街路は南側へと続きます。こちらも多くの緑が配されています。高層マンションも立地しています。
▲南大通り。高層ビルが建ち並びます。
▲解体されるクレオの一部。ここには高層マンションが建設される予定です。
▲筑波銀行本店。先ほどの交差点の南側角に立地します。
▲つくばカピオ。大清水公園に立地する多目的施設で、スポーツや演劇などの用途に使われています。
▲つくば国際会議場。竹園公園の隣に立地。「エポカルつくば」という愛称が付けられています。
訪問時期：2020年5月
