kyonyの探訪記

茨城を中心に、交通や街並の風景をお届けします。だいたい毎週日曜更新、予定。

カブ旅、佐渡へ。【中編】

前回の続き。前回は佐渡に上陸もしていないまま終わってました笑

さあ、佐渡を走ろう。

諸観光名所
はじめてのおにぎり
8時30分。おけさ丸は定刻で両津港に到着。まずは国道350号をトレースします。国道350号走行記録についても、あとで記事にします

人面岩#1
バイパス
佐渡は、島と言っても広く、国中平野という広々とした田園地帯があったり、はたまた断崖もあったり、変化に富んだ風景を見せてくれます。

小木港にて 小木港
ノロノロと、1時間半かけて、南側の玄関口である小木港に到着。今度は羽茂を経由しながら、北上します。

交通安全
面白かった交通安全の啓発看板。佐渡するめ500円。

鳥居
羽茂の集落を山に進んでいくと見えてくる、佐渡国一宮・度津(わたつ)神社。佐渡を走る車には、結構な確率でこの神社のステッカーが貼ってあります。

境内
度津神社にて
交通安全の守護神であるということで、道中の安全を祈願してきました。

ダイナミック幅員減少
道路の形状も変化の多い佐渡島。県道81号佐渡縦貫線は、路肩ありの2車線路が1車線に幅員減少。

五所神社
県道81号沿いにあった五所神社。まだヤマザクラが咲いていました。

五所神社の大杉
五所神社の大杉。推定樹齢800年以上と言われるこの立派な杉は、同神社のご神木として奉られています。

旬菜
国中平野まで戻ってきました。お昼です。ツーリングマップルで紹介されているからか、ライダーが複数来てました。

海鮮丼
ブリカツ丼と迷いましたが、こちらの海鮮丼をチョイス。当然うまい。

佐渡一周を開始。

海 佐渡一周線ヘキサ
新潟県道45号・佐渡一周線は、総延長約160kmと、日本一長い県道なんです。続いてはこれをトレースしていきます。これの詳説も、また別の記事で書くことにします。

佐渡金山駐車場
佐渡の観光地といえば、佐渡金山。バイクの姿も多いです。

共通券太夫坑コースと道遊杭コースの2つあります。せっかくなので両方行ってみることに。約70分のコースです。

展示#2
展示#1
太夫坑コースは、江戸期の手掘りの坑道を見学します。宗太夫坑は江戸の初期に開発されたもので、坑道内では当時の開発の様子が、人形を用いてリアルに解説されています。

金塊
坑道を抜けると資料館がありますが、その中で人気だったのが、本物の金塊に触れることが出来るゲームで、この金の延べ棒を箱から取り出すことが出来たら記念品がもらえるというもの。挑戦しましたが、クソ重くて無理でした笑

休憩所
コース出口には休憩処があります。

純金ソフトクリーム
純金ソフトクリーム350円
せっかくなので食べてみました。佐渡汽船の優待適用で100円引きになりました。普通のアイスでした笑

坑道内#1
坑道内#2
道遊坑
続いて道遊坑コース。こちらのほうは明治期に開発されたときの坑道で、設備が近代化しています。さながらインディジョーンズアドベンチャーです。
太夫坑コースもそうでしたが、坑内は鍾乳洞のようにひんやりとしています。

道遊の割戸遠景 道遊の割戸 佐渡金山のシンボル、道遊の割戸。金脈を掘り進めるうちに、このように山が割れたような形になったんだそうです。

ひとしきり観光を終え、今日の日程は寝床を探すだけ。今夜はキャンプです。
昨日から風呂に入っていないので、汗を流しに相川市街にある入浴施設に行きます。おふろおっふろー。

閉館

おい、まじか。

ワイドブルーあいかわは閉業していました。Webには情報が一切ありません。まじかー。

ホテル大佐渡
相川より少し南に行ったところにある、ホテル大佐渡。ここは日帰り入浴をやっていると言うことで、こちらでお風呂にすることに。代わりの施設が近くにあってよかった~。

海を見下ろす丘の上にあって、お湯からの眺めは良かったです。

北秋集落
田んぼ
さっぱりしたあとは再び北上。段々になっている田んぼや、入り江の集落を横目に走ってゆきます。

ドンデン入口
ドンデン線通行止
目を引くカタカナ地名、「ドンデン」。高原だそうです。冬期通行止めが敷かれていました。

初めてのソロキャンプ

入崎キャンプ場入口 相川から23km北上したところにある、入崎キャンプ場。

ここをキャンプ地とする
ここを、キャンプ地とする。
一回、言ってみたかった。

公衆トイ
オフシーズンなので、管理者はおらず水も出ませんが、公衆トイ・・・・・レは使えました。

テントと夕焼け
設営完了
そそくさとテントを張り、野営準備は完成。もう日が沈みかけていました。ちなみに人生初キャンプ。

夕焼け
雲に隠れてしまっていた夕日も、波面近くになると顔を出しました。いやーなんだか感動的でした。

ぼっち
それにしても、誰もいない!!今日はひとりぼっちでキャンプのようです。

夕飯情報
今晩の夕飯。燕三条ラーメンです。

Photogenic
灯台の下にあるこのキャンプ場、夜の風景はこんな感じ。フォトジェニックじゃないですか。

真野鶴
思えば、旅に出てからまともに眠れたのは、おけさ丸の船内だけでした。明日も一日中走る予定ですので、寝酒を注入し、そそくさと就寝です。

佐渡の突端へ

3日目
おはようございます。佐渡2日目の朝は一面の曇り空です。

朝食情報
朝ご飯はカレーめん。外ご飯おいしい。

食後にまったりとFM PORTを聞きながら本を読んでいたら、通りがかった一人のライダーが話しかけてきてくれました。
大阪から来た彼は、
 ・自分も最初はここ(入崎)に泊まろうとしてたけど風が強そうだったから止めた
 ・代わりに泊まった窪田キャンプ場は市街地から近くて便利だった
 ・数組のライダーが窪田に宿泊していた
ということを教えてくれました。

窪田キャンプ場は佐和田市街地からほど近い浜辺にあるキャンプ場で、私も最初はそこにしようとしていたのですが、あえて淋しく、静かなところにしよう、ということでこちらの入崎を選んでいます。確かに昨夜、強い海風にさらされていました。

しばしの談笑。こういう旅人同士のふれあいもいいですね。ライダー同士は距離が近く感じます。

撤収
さて、もたもたしてたら9時を回っていたので、自分も出発。

外海府海岸
北鵜島3号トンネル
断崖の沿岸
視界が開けた
外海府海岸沿いをひたすら北上。相川を過ぎると小さな漁村が点々とあるくらいで、あとは絶景しかありません。いよいよ果てに来た感じがします。

大野亀 大野亀という景勝地に到着。高さ168mの巨大な一枚岩。初夏には緑の丘にカンゾウが咲き誇るんだとか。
このあたりは佐渡の北の端。

二ツ亀 続いて二匹の亀に見える二ツ亀。夏には海水浴場として多くの人で賑わいます。

里程標
ここからウラジオストクまで769kmなんだそう。能登が案外近い。

津崎灯台 佐渡島突端の弾崎に到着。灯台のほかにもリゾート施設があります。

さて、ここからは一気に南下して赤泊まで向かいます。

後編に続きます。