茨城県の最北部、八溝山麓に位置する大子町は、南郷街道の宿場町、そして、林業で栄えた街です。最盛期の人口は4万を数えました。
常陸大子駅前の東側、駅と南郷街道の間に、昭和の雰囲気を色濃く遺す商店街が延びています。
人口(2021年4月):15,406人*1
*1:https://www.pref.ibaraki.jp/kikaku/tokei/fukyu/tokei/sugata/local/daigo.html,茨城県 市町村のデータ(大子町),2021年5月17日閲覧
山形県の中東部、村山地方の中心都市で、山形県下ではもっとも大きな市街地を持ちます。一方、東北一の都会である仙台市は奥羽山脈を挟んで隣に位置しており、仙台との結びつきも深い都市となっています。
仙台との交通が至便であることもあり、市街地は空洞化が起きています。山形市街で唯一のデパートだった大沼百貨店が2020年1月に閉店し、全国で初めてデパート(全国百貨店協会加盟の百貨店)がない県となったことで注目を集めました。
中心市街は山形駅周辺と、昔からの中心市街である七日町周辺の2つの拠点があります。大沼百貨店は七日町に立地していました。
訪問当時は2013年であり、大沼百貨店や、駅前の十字屋もまだ営業していました。
*1:https://www.city.yamagata-yamagata.lg.jp/shiseijoho/sub13/tokei/87500suikei.html、山形市の現在の推計人口ー山形市公式ホームページ、2021年4月17日閲覧
北陸地方の中核都市・富山市の代表駅です。富山駅は、北陸新幹線が2015年に開通し、それに合わせて駅舎や駅周辺が大きく変わりました。
特に大きく変わった点は、富山駅が橋上駅舎となったこと、新駅舎となり新しい駅ビルができたこと、そして富山地鉄市内電車(路面電車)が富山駅に直接乗り入れるようになったこと、が挙げられるでしょう。
さらには、旧富山ライトレールとして運行していた岩瀬浜方面への系統が、この富山駅高架化によって、市内電車区間に直接乗り入れが可能となり、富山駅の南北が一体化されました。現在、旧富山ライトレールは富山地鉄に吸収され、同じく市内電車として扱われるようになっています。
ちなみに、駅建設中の仮駅舎時代の富山駅はこんな感じでした。
続きを読む日立駅は、茨城県北部の日立市にある駅です。日立市の中心市街地に面しており、1日に約1万人の乗車人数*1を数え、すべての特急列車が停車します。
日立市街の東端に位置し、眼下には太平洋が広がる断崖の上にあって、非常に眺めのよい駅として知られています。
現在の橋上駅舎は2011年に完成・供用されました。日立市出身の建築家・妹島和世 氏の設計で、ブルネル賞の優秀賞を獲得しています。眺望を生かすガラス張りの建物となり、駅舎東側に設けられたカフェからは太平洋が一望できます。
旧駅舎は中央口と海岸口に駅舎が分かれていましたが、新駅舎は橋上駅舎となり、海岸口と中央口の改札口が一つとなりました。
メインの改札とは別に、駅南側には橋上口と呼ばれる出入口があります。日立工場への通勤者のための出入口となっており、朝ラッシュ時のみ営業します。
*1:https://www.jreast.co.jp/passenger/2019_02.html,、各駅の乗車人員 2019年度ーJR東日本、2021年4月3日閲覧