新湊大橋は、射水市の富山新港に架かる日本海側最大の斜張橋で、2012年9月23日に開通しました。22時まではライトアップがなされ、海の貴婦人海王丸とセットでの夜景も楽しめます(サムネイルの風景です)。
富山新港が開港する前はこのあたりは放生津潟と呼ばれる潟湖があり、砂州上には鉄道(地鉄射水線)も通っていました。富山新港の建設に伴う開削によって潟湖は港湾となり、砂州上にあった富山地鉄射水線は分断されました(以西では現在、万葉線として運行されています)。その廃止から約50年後、新湊大橋の開通によって再び東西が、陸路で結ばれることになったわけです。
射水線の分断より、東西両岸を結ぶ交通として県営渡船が運航しており、1986年からは完全無料化し、地元の足として根付いています。橋の開通によって廃止されるという噂もありましたが、2018年現在も運行中です。海上から新湊大橋を眺めるのも、また一興です。
▲県営渡船堀岡発着場。かつての射水線の駅名から「新港東口」とも呼ばれます(バス停名は「新港東口」が使われています)。
▲万葉線の越ノ潟駅があり、ここから新湊市街を経て、高岡まで電車が伸びています。
■新湊大橋
[アクセス]北陸道小杉ICから約25分
[歩道利用時間]5-10月/06:00-21:00 11-4月/06:00-20:00